自宅プログラムの特徴

フェニックス・ライジング・ヨガセラピー(PRYT)の養成コースは、2回の集中プログラム(オリエンテーションとミッドターム)と、約1年に渡って自宅で行われるプログラムがあります。自宅プログラムの中心となるのは、プラクティス・セッションの実施と、セッション・レポートの作成、メンターとの面談です。


STEP1 プラクティス・セッションの実施

プラクティス・セッションとは、養成コースを受講中の研修生がおこなう、60分間の個人セッションのことです。
研修生は、それぞれにクライアントを募集し、プラクティス・セッションを実施します。約1年に渡る養成コースの中で、48回のプラクティス・セッションをおこなうことが認定条件の一つです。そのうち18回は、クライアントの承諾を得てビデオ撮影をおこない、レポート作成をおこないます。

学びのPoint① クライアントを募集する

クライアントを募集することは、プロのセラピストとして活動していく上でも欠かせない過程です。募集のために、どのような媒体を利用するのか、興味を持ち応募してもらうためのメッセージ作りなど、実践を通して発信力を磨いていきます。

学びのPoint② 48回のプラクティス・セッション

48回のプラクティス・セッションにおいて、研修生はセッション毎に「意図」を設定します。
ここでの「意図」とは、自分自身の課題やチャレンジすべき点のことです。セッションを終えたあと、レポートの作成やメンターとの面談を通して、技術面や自分自身の在り方を振り返り、次に向けた「意図」を明確にしていきます。この過程を48回繰り返すことで、確かな実力がつき、プロのセラピストとして自信を持って活動していくことができるようになるでしょう。

STEP2 セッション・レポートの作成

撮影した動画を確認しながら、セラピストとして現場で何に気づいていたのか、どのような選択や行動をしたのかを振り返る「セルフ・メンタリング」をおこない、良かった点や課題を自分自身で洗い出し、レポートとしてまとめていきます。

学びのPoint③ 動画を見る

動画を通して、セッションを振り返ることは、インパクトのある学びです。
自分自身の姿や言動を客観的に見ることで、無意識の思考や判断、言動のパターンに気づくことができるようになります。

学びのPoint④ セルフ・メンタリングで自分と向き合う

セルフ・メンタリングは、自分自身と向き合う時間です。
自己批判からではなく、潜在的な可能性を見つけるという視点から、セッションを振り返る練習を積み重ねることは、クライアントのありのままを受け入れる実践にもつながります。セルフ・メンタリングで浮き彫りになった課題から、次のプラクティス・セッションで何ができるのかを明確にし、具体的に取り組むことで、セラピストとしての実力を養っていきます。自己成長のプロセスを真摯に歩むことで、自己への信頼も高めていくことができるでしょう。

STEP3 メンターとのオンライン面談

提出したセッション・レポートを題材に、メンターと1対1でオンライン面談を行います。セルフ・メンタリングの内容をより掘り下げていく機会となります。

学びのPoint⑤ メンターとの対話で気づきを深める

メンターは、研修生それぞれの学びのプロセスを見守ってくれる存在です。
オンラインでの1対1の対話を通して、研修生自身が自発的・自律的に気づきを深めていくことができるよう、サポートしてくれます。時には、メンターから、自分自身では気づかなかった点を指摘され、視野が広がることもあります。研修生一人ひとりの個性を的確に捉え、対話によって気づきを促してくれるメンターがいることは、精神的に大きな支えとなることでしょう。